アメリカでベストセラーの『残酷すぎる成功法則』を読んだ感想📚

         

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アマゾンのレビューで高評価な本📕があったので購入してみた。全米で大人気のブロガー、エリック・バーカー著の『残酷すぎる成功法則』というタイトルだが原題はBarking up the wrong Tree, といい、邦題が内容と合っていない気もするが😅、要するに今まで成功者の法則を論じてきた本とかは神話であり、ちゃんと科学的に検証したら、本当の成功者とか充実した人生はそんなものじゃないのだよ、というような事例がいくつか書かれている。

 

私がこの本に興味を持ったのは4つの理由

1)高評価だけあり、レビューの内容も読んでみたいなと思わせる本📖

2)『マネーロンダリング』という2002年にベストセラーになった橘玲の金融小説家がこの本でなかなか良い翻訳しているから👍(いまだに橘玲はどこの誰なのか誰も知らない、正体を明かさないミステリアスな所にいまだに惹かれてしまう😉)

3)筆者の持論をだらだら述べているのではなく、いろんな実証された研究結果に基づいてまとめているのでそれなりに説得力があり、読んでいて面白い✨

4)やはり子育てしている身にとってハッ😲とさせられる事例が第1章に書かれていた。

第1章のタイトルは成功するにはエリートコースを目指すべきか❓ ー リスクを負わずに親や学校から言われた通りにするのは得か損か❔ー 

 

大抵の親は(私も含め)我が子が高校時代、生徒会長タイプな模範生で学業も主席の子供であれば、鼻高々、このまま一生懸命勉強すれば人生の成功は間違い無いと思うだろう😀でも実はほとんどのケースでそうはならないという😢高校のナンバーワンが実社会ではナンバーワンにならない理由は

 

1)学校のシステムそのものが言われたことをきちんとする勤勉な子供に報いる場所だから自己規律とか真面目さ、従順な子ほどナンバー1になれる✨ いわゆる良い点を取ることが全てであると考える「出世至上主義者」

また、

2)全ての科目でオール5とか、ストレートAスターをとればよしとする学校のカリキュラム🏫が養成するのは、要は全てをそつなくこなせるゼネラリストを育成するということ。学校では生徒が持っている情熱とか得意分野とか、専門分野をあまり評価しない。

 

でも、実社会ではまさにそこが評価され、世の成功者とはそのようなルールから少しはみ出したくらいの子供たちなんだと。

不得意科目無いようにとか、いい成績を取り続けるとか、そもそもそんな期待なんかしないで、我が子が本当に得意で無我夢中で追い続けたいことはなんだろうか、そんな楽しいことがあれば応援すべきなのが親なのかな、とハッ😲とさせられる本でした。

 

他の章も教育とは関係なしに人生こうしたらうまくいきそうかもね、という内容も満載。

その中でもなるほどな、と思ったことは

”人は、いつでも楽であることを求めるが、実は本当の幸せ💛をもたらすのは刺激である”とか。

”子供の精神的な幸福度💛をもっとも正確に予測するものは何か❔それは素晴らしい学校でも、抱擁(ハグ)🤗でもピクサー映画🎦でも無い。エモリー大学の研究者は、子供が家族史を知っているかどうかがもっとも有効な指標......ストーリーの拠り所になるからだ...。”

 

読み応えありオススメ図書です❕