ケンブリッジ大学🏫2021年まで全てオンライン授業💻!

Clare College, Cambridge

 

 

ケンブリッジ大学🏫が2021年の夏まで全てのコースをオンライン💻で行うと5月初旬に発表した。これを受けておそらく多くの学校が追随すると予想される。

https://www.bbc.com/news/education-52732814

 

ケンブリッジ大学やオックスフォード大学は他の大学と違い、チューター制をとっている。これは大学教授が毎週1−2名の生徒と face to face 👱で向かい合い、一週間前に与えられた宿題(この問題について調べてくること、指定した本📚を読んでくること等)について議論したりできるという中身の濃い教育システム。

コロナのせいでこれがなくなってしまうのはとても残念。全てオンライン💻になることで今年は10%〜15%の生徒が学校を休学する事を検討しているという。これはGap Year と呼ばれるシステムでもともと英国の大学生はGap Year を利用して一年仕事したり、旅した後🛫に大学に戻る生徒が多い。本来なら有意義に過ごせるGap Year もコロナのせいでGap Year を取る生徒が急増する模様。

 

私の息子👦もまだどうするのか決めていない。大学🏫からは何の発表もなく待機状態だ。

オンライン💻になればせっかくの海外留学に行っている醍醐味がなく、それなら一年休学して卒業を遅らせた方のが良いのではないか、という意見。

でも1年休学させてもその間日本で何やるの❓とか、

 

大学としても生徒が休学すれば収入💷も大幅に減ることを懸念している。特に英国(米国もそうだけれど)の大学の収益に大きく貢献している、留学生(留学生は国内の大学生よりも学費が相当高く設定されている)特に中国人の生徒が減るとなると致命的だ💦

 

親としてはもし今年度の9月から1年間オンライン授業💻であれば高額な学費に躊躇してしまう😅けれど、英国政府は質の高いオンライン授業を提供できれば学費の減額の必要はないだろう、とも言っている。けれどコロナパンデミックで経済が悪化している中、学費の減額なくオンラインというのは多くの生徒は納得していないとおもう。

 

学費とか授業の質がオンラインでどうなるかという懸念はさておき

そもそも大学生活は特別。私にとって何が残ったのだろうかと考えるに、やはり友人かと思う。大学で出会った友人は社会に出た後出会った友人の質とどこか違う。

30年経った今でも、どんなに遠く離れていても分かり合える。懐かしい。何か困っていれば声かけずにはいられない。いつかまた再会して昔の様に喋りたいなとか。

どうしてそう思えるのか❔

思うに、それは若い時はよりの自分をさらけ出して友情関係を育んだからではないかと。

オンライン化💻も良いけれどソーシャライジングが希薄になって素をさらけ出す恩恵を将来の子供達が受けられないのは残念な事😢かわいそうだな、と思う反面、

でもその分私は息子とありえなかったもう1年の家族の生活を充実できる🏠とポジティブに考えるのもまた良いのかもしれない。

去年息子がアメリカに旅立って行った時🛫、”アー、これでもう一緒に暮らすことはないのか、とうとう母親から離れ旅立っていくのかと感傷にふけっていたばかりなのに。。。

名誉学位を受け取って卒業した介護犬、グリフィン君🐶

アメリカでこの度、飼主のブリタニーが大学院の修士号を受け取った卒業授与式でブリタニーとともに介護犬のグリフィンも同時に名誉学位を受け取るという微笑ましい出来事があった😊

https://www.theanimalclub.net/dogs/service-dog-got-his-owner-through-grad-school-so-the-university-gave-him-his-own-degree/

 

記事によるとこのグリフィン君🐶、2年間ブリタニーに寄り添いクラスに出席し、ドア🚪を開けたり、必要なものを持ってきたり、ありとあらゆる補助を彼女の為にしてたそうだ。ブリタニーは複合性局所疼痛症候群という反射性交感神経性ジストロフィーで、痛みが常につきまとう病気を持っていて車椅子の生活だそうで、自力でできることがかなり制限される。グリフィン🐶無くしては修士号を受け取れなかった功績を学校側が認めたとの事。他の生徒が精神的にまいっている時にも癒しの存在だったようだ✨

 

 

他にも数日前、バージニア工科大学でセラピー犬として6年間働いたラブラドールのムース君🐕が名誉博士号をもらっている。7500回のカウンセリングに付き添い、何千人という生徒を救ってきた功績が讃えられた👏

そして、これらの犬たちもちゃんと卒業式に出席し、(今年はオンライン卒業式💻らしいが)卒業アルバムにも載せてもらえてしまう。

 

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面白くなってきて😀更に調べてみたらアメリカでは過去15匹ほどの犬🐕が学位やら、修士号をもらっている👍

もともとアメリカ軍で働く犬たちは皆、名誉称号が与えられるようだ。多くの軍人よりも位が上だとか。軍の犬は部下である人間に命令できる立場にいるという、なんとも可笑しな話😉

 

しかし、犬🐕にも学位がもらえるとはアメリカの大学🏫は懐が大きい国だな、感心させられる。そもそも名誉学位とか名誉修士とか名誉博士は学術的でなくても社会的貢献のあった者へ送られる証書なので犬🐕が貰っても納得できる。

 

そして動物愛護の意識がもっと高くなってくる社会になることを願う🌟

 

アメリカの大学🏫出願に必要なエッセイ 今後ますます重要な判断基準

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コロナ問題でSATとACTがオプション、または廃止の動きが強まるとますます重要な比率を占めるのが

 

学内成績

課外活動

エッセイ

 

今日はエッセイについて紹介です。稀に名門校など独自のエッセイ質問が課される所があるが、大抵内容は以下でカバーできるのではないかと思う☟

コモンアプリケーションという共通の出願サイト💻から出願し、

生徒はエッセイの問題を一つ選び、提出したものが各大学に送られる仕組みになっている。今年度のエッセイは以下の通り:

https://appsupport.commonapp.org/applicantsupport/s/article/What-are-the-2020-2021-Common-Application-essay-prompts

 

2020-2021 コモンアプリケーション・エッセイプロンプト

 

2020-2021コモンアプリケーション・エッセイプロンプトは次のとおりです。

 

  1. もしあなたが、それなしではアプリケーションが完成しない、と考えるほど、自分自身のアイデンティティーの核となる背景やストーリーを持っているなら、ぜひそのストーリーを聞かせてください。
  2. 様々な困難に遭遇することは、後の成功の基盤となります。あなたが、挑戦、挫折、または失敗に直面したときのことを思い出してください。それはあなたにどんな影響を与えましたか?また、その経験から何を学びましたか?

  1. あなたがある信念や考え方に疑問を持ったり、挑戦したりした時のことを思い出してください。あなたはどう考えましたか? 結果はどうでしたか?
  1. あなたが解決した課題や、解決したい課題について述べてください。知的な挑戦、研究上の疑問、倫理的な葛藤など、個人的に重要なものであれば、規模は問いません。あなたにとっての重要性を説明し、解決策を特定するために取った手順を示してください。
  1. 成果や出来事、新たな認識など、自分自身の成長や自分や他人に対する新しい理解をもたらした事柄について説明してください。
  1. 時間を忘れて取り組みたくなるようなトピック、アイデア、コンセプトを説明してください。なぜそれに惹かれるのですか?何が(誰が)あなたをそうさせたのですか?
  1. あなたが自由に選んだトピックについてエッセイを書いてください。あなたがすでに書いたもの、異なる質問への回答、あなた自身が考案したものなど、何でも結構です。

 

いずれも、困難な場面😟に出会った時にどのように解決したのかという過程と、結果の問題解決能力とか、それによって自分の気付き、これからの成長をどのように内省しているかを聞かれる。

 

ということは壁にぶつかって乗り越えた生徒にしか書けない内容。逆に考えると何も問題なく学生生活を送ってきた生徒は将来的に困難な状況になった時にどのように考え行動するのか大学側からしたら不安になるのだろう。

 

エッセイだから誰かに書いてもらうとか、大幅に修正できるのではないかと思ってしまうけど、毎年何万人もの生徒のエッセイと読んでる入学担当官は見抜くらしい😏

 

秀でた能力を持った生徒は7番を選ぶと自由度も聞くし他の生徒との差別化がよりできる。

これは課外活動の評価になるが、音楽♬とか、芸術作品🖌とか、起業した生徒は成果物を大学🏫に送ることもできるので課外活動での苦労話をエッセイに書くと整合性も取れるでしょうね。

アメリカの大学を目指すお子さんは今のうちからこのようなことを意識して学生生活送った方が良い。出願の年に書けと言われて書ける内容ではないから😉

娘の通うフランス語教師の悲鳴😵

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次女👩がフランス語を9歳から初めてはや6年。

娘の習い事のうち、フランス語の個人レッスンとゴルフ⛳のレッスンはオンラインではなく先生と対面でやっている。世の中ほとんどオンライン💻に移行している中、この二つのお稽古だけは外出している。

勿論、マスクをして距離をとって、そして、バスを使わず送り迎え🚙をすれば良いかなと言う判断で。(不要不急徹底していなかったらごめんなさい💦)

 

先生は某トップ私立大🏫の教授もしているが当然オンラインに移行しているそうだ。そのほかの個人の生徒はほとんどが休学中だとのこと

 

小さなお子さんのいるお母さんたちは、子供が家にいるからレッスンに出かけられないようになってしまったとの事😢

 

仕事帰りにフランス語の教室にきていた方達も在宅勤務🏠でオンラインで仕事をしていて更に語学もオンラインでやることに辟易しているからお休みしたい。

 

今の世の中オンライン、オンラインで疲れてきますね😌多分、語学レッスンはオンラインが好都合の学習のような気もする。小さいお子さんだと難しいけれどそれなりにモーティベーションのある生徒であればオンラインは差し支えない。

でもみんな休学してしまったのは、やっぱりオンライン疲れなのでしょうね。

 

先生も売り上げが90%も落ち込んで大変そう😔

 

評論家とかいろんな人が論じてるけれどポストコロナはどうなるのだろうか❔何がオンラインになり、何がリアルに戻るのか。

私の通うジムも休業してしまったのでYouTubeをみて家でトレーニングやってみるとこれもオンラインでできてしまう👍

多くの人がポストコロナでは戻らないのだろう、実はオンラインで、在宅でできてしまうことに気づいていろんな業界のあり方、暮らし方が変わる中

やはりリアルに仲間、先生、トレーナー誰でもいいから他人との温度は感じたいですね😀

 

学校、職場などの生活の中心になるものはリアルに戻さないと個人も孤立、家族単位の孤立が助長されてネガティブに働くのではと思う。

慌しかったけれどやっぱりコロナ以前の生活が恋しいですね😊

 

アメリカ、新型コロナウイルスで大学合否の判断基準はどう影響するのか❓

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新型コロナウイルスの猛威で最多の死者を出しているアメリカ、5月18日の時点で8万9932人になる。アメリカ教育界は世界のどの国よりもいち早くオンライン授業💻に移行した国だ。(息子の大学は2日くらいで移行)在学中の生徒、これから9月からFreshman(1年生)になる生徒はまだいいとして、これから受験の高校2年生はどうするのだろうか😏(ちなみに現時点の高校3年生はすでに受験を終え合否をもらっている)

 

最近のニュース(https://www.nytimes.com/article/sat-act-test-optional-colleges-coronavirus.html)ではアメリカの名門校🏫を筆頭に続々とSATやACTを免除する方針を打ち出して来ている。SATとは大学進学希望者を対象とした標準学力テストで、アメリカの各大学で合否基準として広く使われており、大学進学を希望する米国内の高校生の多くが受験している。ACTも割と歴史の浅いテストだが記述を中心とした同じようにメジャーな学力テストだ。年に6回くらい受験日が設定されており、通常3回くらい受験して点数が高い方✨(もしくは全ての回数のSAT)を願書の際に提出することになっている。

 

アメリカの大学🏫ではSATもしくはACTはほぼ全ての大学で要求されていて足切りのような位置付けであるが、今回のコロナ問題でこのテストが受けられないという事態になって来ている😢まず全世界で3月14日の試験からキャンセルになり高校生からは戸惑いの声が聞こえて来ている😵

最新の大学の発表ではこのテストを受けても受けなくても良いとする方針を打ち出して来ている。ハーバード、プリンストン、コーネル、エール、アマースト、ウイリアムズ、ジョン・ホプキンズ大学など主要な大学がテストを免除し出して、他の多くの大学もこれに追随するのだろうと思う😀

 

大学それぞれの方針も違う。取り敢えず2020−2021年の受験のみ免除する大学、2024年の受験まで免除するなど様々だ。提出してもしなくても合否に有利不利はありませんよ、と、どの大学も言っているのだから提出する意味が完全になくなる。これを機にもう今後これらのテストは提出不要と表明した大学もある👍

 

アメリカの大学出願で要求されるのはGPAという学内成績、これが一番大事なもの、そして二人の先生からの推薦状、学校のカウンセラーからの手紙、エッセイ、稀にインタビューもある。

今回の方針転換でSATやACTがなくなり、大学側が点数で生徒を評価できるのは学内成績だけになった。

当然、これにより、不利と感じる生徒もいれば有利になったと感じる生徒に分かれる。でもただでさえ高額な学費💲のかかるアメリカ、不景気になって大学に進学できない生徒も急増すると考えられるのでコロナの恩恵を受けられるのは、ほぼ少数の生徒やその家族なのかもしれない😢

 

実はこのSATとACTというテストには近年批判もあった。替え玉受験が横行したり、塾や高い家庭教師をつけある程度勉強すれば高得点が狙えるので裕福な家庭の子供達に有利に働いていて不公平であるとか💦

一時的にこれらのテストが免除とするとしたものの、既に、これを機会にSATやACTという合否評価そのものが必要なのか、別のもっと良い評価の方法あるのではないかという議論にシフトして来ている。

流石に早いアメリカ。そもそも少数だがSATやACTを当初から要求して来なかった名門シカゴ大学ニューヨーク大学もある。

 

この変化を見ていて日本の教育界はどうなのでしょう❓4月入学から9月入学の議論は盛んですが相変わらずテストの点数ありき。人材をどのように評価しようかと大きな変化はあまり見られない、というか、このコロナの騒動でそのような議論まで聞こえてこない。議論が発展しないのだ😓

ポストコロナのアメリカでは問題視されていたSATやACTの存在意義にまで変化を及ぼしている。ではもしSATやACTが不要になれば中高、ましてや初等教育機関は何を教育するのか、という教育界の大きな変革が待っているのかもしれない。当然産業界人も広く社会的にも変化を及ぼす。

 

どんな教育を与えれば10年後、20年後の我が子は社会で成功したり、活躍できるのだろうか、また深く考えさせられる。コロナ問題は人類が超えなければいけない課題に対して想像する力を与えてくれるね😏

息子👦の”大学辞めたい”発言😲

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息子👦が、原子力工学で有名なアメリカの某州立大学に行って6カ月に満たないうちに、大学を辞めたいと言い出した😲親としては

 

せっかく頑張って受験したのに、、?

辞めてどうするの、、❔

辞めて後悔することはないのだろうか、、❓

 

一応子供の言い分を聞いてみようか。

息子👦によるとまず第一、こんな高い学費💵を払ってまでここで勉強する意味がわからない。自分が何をすべきかがわかったから、オーストラリアとか別の安い学校🏫に編入もできる。

結局コンピューターサイエンスの分野は自分でやろうと思えばできる(はず)

 

誰でも大変な大学受験を乗り越えて大学に入学するとこのように思うことはあるのだろう、バーンアウト気味なのかな、とあまり気にもとめていなかったら、その後なんども辞めても良いかと聞いてくる💦

親としては早まる気持ちを止める方向に持っていきたいところだけれど最終的に本人の意志を尊重することになるのか。かと言って、大学に入って6ヶ月でその後の人生設計が定まったのかと言えばそんなはずはない😓

 

そこにたまたま親友の大親友Kさんが息子と同じ大学🏫を30年前に出ており、紹介してくれ相談に乗ってもらうことに👍

彼は香港出身で両親がアメリカに移民として移り住んだ家庭に育っている。ロサンゼルスで小さな中華料理🍜を経営する親の元、彼は成績優秀✨で飛び級飛び級を重ね16歳で既に大学を卒業している。息子の大学は原子力分野では世界No1の大学。彼はそこで原子力工学、物理を学んだ後、更にMITで原子力物理のPhDを終えた方。私の周りでも”彼は天才✨、でも誰よりも努力家”と誰もが称賛する、その彼がくれたアドバイスがとても深かったので紹介しよう。

因みにこのKさん、とても親しみ持てる人柄で腰の低い、どこも偉ぶったそぶりの無い素敵な方です😊

 

”こんな経歴の僕、結局MITのPhDを終えるまで原子力物理をひたすら何年も勉強✍してきた自分だけれど、社会に出て1日も物理学者や工学者として仕事したことは無い。難しい理論とか数式なんて結局何の役にも立たなかった。(忘れちゃったし😅)でもそこで学んだことが僕を今ある一流のバンカーにしてくれた✨”

 

そう、彼は一流のバンカーとして活躍している。

 

続けて彼曰く、

”大学で何を専攻するのかは大して問題じゃ無い。大事なのは基礎的な読み書き✐、コミュニケーション能力、基礎的な数学、基礎的なサイエンスやプログラミング能力が社会に出て自分が活躍できる場所で生きてくるんだ。”

このメッセージをそのまま息子👦に転送したらぴたりと大学辞めたいと言わなくなったので効果があったのだろうか。大先輩の言葉にはそれなりの重みがあるのでしょう😉

 

その彼が追加メッセージでこう言ってくれた。

”いい友達に出会えるのも大学🏫だよ。あの大学のパーティー生活は最高に楽しいから👍”

”今度大学で会おう、僕の娘紹介してあげるよ” 彼の娘さんも同じ大学の一つ上の2年生。

 

そう、彼は人間的にも魅力溢れる人。Kさんを紹介してくれた私の親友が言った言葉が忘れられない。

”この男が何か困って頼んで来たら俺は何があっても助けるんだ。彼を知る人で僕と同じようなこと言う人は多いと思うよ。あいつはどんな窮地に陥っても自分を犠牲にして部下や仲間を大事にして来たから”

 

息子の大学辞めたい騒動から、偶然ある一人の方の生き方が垣間見れて幸せな気分😊になった。当然息子👦にもシェアしました。Kさんをロールモデル的な存在として欲しいなと感じた。

まさに一流の人間✨

アメリカでベストセラーの『残酷すぎる成功法則』を読んだ感想📚

         

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アマゾンのレビューで高評価な本📕があったので購入してみた。全米で大人気のブロガー、エリック・バーカー著の『残酷すぎる成功法則』というタイトルだが原題はBarking up the wrong Tree, といい、邦題が内容と合っていない気もするが😅、要するに今まで成功者の法則を論じてきた本とかは神話であり、ちゃんと科学的に検証したら、本当の成功者とか充実した人生はそんなものじゃないのだよ、というような事例がいくつか書かれている。

 

私がこの本に興味を持ったのは4つの理由

1)高評価だけあり、レビューの内容も読んでみたいなと思わせる本📖

2)『マネーロンダリング』という2002年にベストセラーになった橘玲の金融小説家がこの本でなかなか良い翻訳しているから👍(いまだに橘玲はどこの誰なのか誰も知らない、正体を明かさないミステリアスな所にいまだに惹かれてしまう😉)

3)筆者の持論をだらだら述べているのではなく、いろんな実証された研究結果に基づいてまとめているのでそれなりに説得力があり、読んでいて面白い✨

4)やはり子育てしている身にとってハッ😲とさせられる事例が第1章に書かれていた。

第1章のタイトルは成功するにはエリートコースを目指すべきか❓ ー リスクを負わずに親や学校から言われた通りにするのは得か損か❔ー 

 

大抵の親は(私も含め)我が子が高校時代、生徒会長タイプな模範生で学業も主席の子供であれば、鼻高々、このまま一生懸命勉強すれば人生の成功は間違い無いと思うだろう😀でも実はほとんどのケースでそうはならないという😢高校のナンバーワンが実社会ではナンバーワンにならない理由は

 

1)学校のシステムそのものが言われたことをきちんとする勤勉な子供に報いる場所だから自己規律とか真面目さ、従順な子ほどナンバー1になれる✨ いわゆる良い点を取ることが全てであると考える「出世至上主義者」

また、

2)全ての科目でオール5とか、ストレートAスターをとればよしとする学校のカリキュラム🏫が養成するのは、要は全てをそつなくこなせるゼネラリストを育成するということ。学校では生徒が持っている情熱とか得意分野とか、専門分野をあまり評価しない。

 

でも、実社会ではまさにそこが評価され、世の成功者とはそのようなルールから少しはみ出したくらいの子供たちなんだと。

不得意科目無いようにとか、いい成績を取り続けるとか、そもそもそんな期待なんかしないで、我が子が本当に得意で無我夢中で追い続けたいことはなんだろうか、そんな楽しいことがあれば応援すべきなのが親なのかな、とハッ😲とさせられる本でした。

 

他の章も教育とは関係なしに人生こうしたらうまくいきそうかもね、という内容も満載。

その中でもなるほどな、と思ったことは

”人は、いつでも楽であることを求めるが、実は本当の幸せ💛をもたらすのは刺激である”とか。

”子供の精神的な幸福度💛をもっとも正確に予測するものは何か❔それは素晴らしい学校でも、抱擁(ハグ)🤗でもピクサー映画🎦でも無い。エモリー大学の研究者は、子供が家族史を知っているかどうかがもっとも有効な指標......ストーリーの拠り所になるからだ...。”

 

読み応えありオススメ図書です❕