スパルタ教育 続編(長女の音楽🎶)

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私の長女は音楽家になる教育を受けさせたわけでもないけれど4才の時にバイオリン🎻を習わせた。これには面白い出来事があった😀3才の時にハワイ🌴のホテルのプールで寝転んでいたところ、あるアメリカ人の恰幅の良い女性が私のところにやって来た。

 

アメリカ人女性 ”貴方があの子のお母さん❔”

私 ”はい、そうですが、何か❔”

 

アメリカ人女性 ”さっきお嬢さんとお話ししたんだけれえどまるで昔の自分を見てる気がしたの。一つお願いがあるの。この子に楽器を与えてほしい。この子に良い影響与えるし、きっと将来私のように成功する人生になるから✨”

 

その出来事もあったけれど私も兄弟もピアノ🎹、バイオリン🎻、チェロを習って育って来たから当然楽器は習わせてあげようと思っていた。

 

私の子供三人はスパルタではなく緩い感じでバイオリン🎻を始めるようになった。順調にバイオリンを習い続けているうちにバイオリンの先生(今でも名のある交響楽団コンサートマスターを勤めるような素晴らしい音楽家)から電話がかかって来た📞

 

”お母さん、もうこれ以上バイオリン続けても意味がありません。長女ちゃん、正しい音が認識できないのでこれ以上教えても意味がありません。バイオリン🎻は中断してもいいからピアノ🎹を習わせてください。バイオリンという楽器は自分で音を探さなければいけないけれど、弦に”ここはドここはレなどと印なんて付いていません。自分でドがどこなのか探さなければいけません。それにはピアノ🎹で音を認識できます。絶対音感を養わないといけません”

 

確かにバイオリン🎻はたった4つの弦で半音ごとに異なる53の音律がある。弦や弓の使い方次第ではあらゆる情緒豊かなを表現を可能にして人間の声に一番近いと言われている。ピアノ🎹は88の鍵盤に200本以上の弦がある。人間が聞き取ることのできる7オクターブで表現豊かに音を奏でることができる🎵

 

先生の指導の通り、ピアノ🎹を始めることになり、でも娘は既に10才くらいになっていました👧

 

ちょうどその頃娘は周りの友達の影響でフルートも習い始めたいと言い出した。

 

そこで私と長女のバトルが始まる⚡

 

娘の言い分は”フルートで頑張って行きたいのでバイオリン🎻は辞めたい。バイオリンはもう、そんなにやる気がないの😢”

 

私 ”フルートをやってもいいから今の時点では先生の言われるようにピアノ🎹中心で、バイオリン🎻も引き続き練習する。ピアノとバイオリンを辞めるならフルートはやらせませんよ、フルートは後から自分でやってもいいんじゃないの❔ バイオリンとピアノはもっとも難しい楽器、だから今鍛える価値があるんだよ👍”

 

バイオリンとピアノはもっとも難しい楽器、だから今やれ、という私の一言に火がついたようだ。”フルートを馬鹿にしてる”ママは音楽というものを分かっていない、フルートがどれだけ美しい楽器がそもそも何も分かっていないのに言わないでくれ😒”

 

一年くらいこの口論⚡は続いたのだろうか、辞めたいバイオリンを私は辞めさせなかった。

物分かりのいい”あなたの好きにしなさい”なんて言う態度にはなれなかった。知り合いでカナダで活躍しているサックス奏者や、オペラ歌手に聞いてもピアノ🎹は音大試験には必須な楽器。全ての基本になる楽器ということ😉そしてバイオリンは難しい楽器。フルートとは比較にならない。

 

長いバトルの末、どうなったか。

今ではフルートを触りもしなくなりしまった状態に、7年経った今ではピアノのおかげで音程を完璧に学びバイオリンは勉強の合間に毎日数時間弾くようになった🎶

 

ハワイ🌴で出会ったどこの方とも知れないアメリカ人女性との不思議な出会いをいつも思い出し感謝の気持ちいっぱいになる😀

娘にとってバイオリンもピアノも人生の最大の友人のようになって娘は今18さい。

 

成功するかどうかは別にして楽器のない娘の人生は想像できないほど彼女の人生を豊かにしていることは側から見ていても実感する👍

 

PS: すっかり有名になった中国系アメリカ人のタイガーマザー のMs. Chuaの教育方針ではバイオリンとピアノ以外の楽器は習わせなかった。、一理あるかもしれない。。。。