長男18歳👦英国、大学受験のAレベルの試験(日本で言うところセンター試験)📝

 

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英国のシステムはとっても独特。国公立に行きたければ日本ではセンター試験と各大学の試験、アメリカではSATまたはACT。英国ではAレベルという名の試験があります。不公平感が出ないよう全世界一斉に各国で同じ時間にスタートします⌚

 

センター試験も一発勝負なようにAレベルも一発勝負💦

 

アメリカで求められるSATやACTは何度でも受けることができ最高得点を提出することができます。

だからAレベルは緊張感が一段と高まります。評価はA*、A、B、C、D、・・・と続き最後は最下位のU。Uとは評価不能のレベル。"Unmesureabel"😥

 

オックスフォードやケンブリッジを狙う生徒は当然3科目全てA*が要求されます(学部によって違いますが)。試験科目は3つが普通。4つとる勇気ある生徒もいます。たったの3つ❓と思われがちだけれど、かなり深い知識と理解が要求されます。日本とアメリカでいう大学一年生レベルの範囲が試験に出てくるからです。

 

例えば息子は将来コンピューター・サイエンス、いわゆる、人工知能などIT系に進みたいので3つの科目は以下を選択しました。

 

物理

数学

高等数学 (機械工学、統計、**)

 

英国の大学は日本やアメリカ、その他ほとんどの国とは違い3年間で卒業できます。なので自分が大学で何を勉強したいのか、将来何を目指したいのかを決めていないと大変😭リベラルアーツ系一般教養の授業などなく、直ぐに専門教科の授業が始まるからです。

 

実際、息子の友達で将来の方向性が定まっていない子供達は大勢いて悩んでいます。

当たり前でしょう、高校3年生で本当に自分がやりたいことを決めるのは大きなプレッシャー💦

人生、あっちフラフラ、こっちフラフラ色々挑戦し、経験してみて初めて自分の天職なるものが定まってくるのではないでしょうか。

 

本来ならば、日本やアメリカの大学のように一般教養過程(リベラル・アーツ)があり、その中で幅広い教養を学びながら、3、4年生でやりたい専門分野に絞ってくのが良いのかな、と個人的に感じます🙂

 

でも逆に将来自分はこれになる❗と、すでに決めている生徒にはとても優位な試験。得意科目は苦痛でもなんでもなく、楽しいから、好きだから自分でどんどん勉強する意欲も出てきます📝

 

完全に理系に進む生徒は日本では必須である国語などの試験は受けなくていい👍自分の得意科目で勝負できる。しかも選べる科目の数は50科目くらい(会計とかヘブライ語とか・・・)。日本と違ってとても融通がきき、専門性を重視してくれます🙂でも理系だからといって国語をとっても大丈夫。ただ入学担当官としては専門性重視しているので ”おや❔”と思うし、希望学部によっては戦略的にあまり有利な選択とは言えないかと思います。



では実際どんな試験内容なのか。3科目でも実際のテストは9つに分かれるため9つの試験日があり、各テストはおおよそ2時間⌚択一式の問題もあるけれど、多くの高得点を狙う問題は記述式になっています。途中どのように計算したのか、考えたのかも論理立てて説明しなければいけません。全くわからなかったら0点、でも途中まで考えた部分が正解ならある程度点数くれる仕組みになっています。

 

試験官の不公平感が出ないように2人体制で採点するので採点する方も大変な試験になっている。ゆる〜い採点者に当たるといいな⭐と思いつつ、息子の場合は論理型の試験科目が多いのでやはり正解・不正解が明確に採点できるのでしょう。

(ちなみに試験結果に納得いかなければ試験官に対する異議申し立てもできるシステムだそうです✨なんて公平性を重んじる英国。こんなの日本ではありえない。ただでさえ不正が暴露され学校側に対する不信感しかありませんよね)

 

息子は夜の9時スタートで11時に終わった試験もある🌙他の科目をとった生徒は朝の4時に始まった場合もあったよう。集中できるように直前の生活で寝る時間や起きる時間をずらして整えていかなければいけない。サポートする親も大変なんですね😓ある日の朝大きな声を出していたら「まだ寝ているから起こさないで!」と怒られてしまいました😅

 

 

試験は6月、結果が出るのは8月、9月には行きたい大学を選定そしていよいよ留学🛫

とてもタイトなスケジュール、もう少し余裕を持って留学準備できるようにしてほしいな、とは思います🙂